月のない、星々だけの輝く夜空には




数多もの流星






「………流星群」


「そうだよ。コレは獅子王の復活が迫っている合図だ」


「!」


「だから、早く封印し直す必要があるんだよ」


「その封印方法がイーチェを、」


「うん、倒す時間もない。他に方法もない。………だからね、君が糞食らえだなんていうこの方法しか、もうないんだよ」




この、方法しかない?



私か、皇子さんを殺す方法しか?




「いいや、絶対ある。他に方法があるはずだ」


「そうだよ。きっとあるはず」


「………別に君達がどう思ったっていいさ。僕は僕の使命を」