そして、次の瞬間




「後ろ!!」




オルフェの声に私とサーシャは後ろを向く



杖を構えるナンティルが視界に、そして



私の身体へと向けられた剣


それを持つモルちゃんが目の前にいたのだ





「……終わりだよ」






微かに聞こえたその声は、明らかにモルちゃんから聞こえた








剣が私へと振り下ろされた。


ナンティルが魔法を放つも、間に合わない。



私は胸元にある首飾りを握りしめ、ギュッと眼を伏せた。