冥王ー黒き龍と白き龍ー






「あ、じゃなかったのぉ。サッサと乗れ。出発するえ」


「………すぐに?」


「別に夜でも構わないがのぉ。はやい方がええかと。」


「……」





着流しのようなものを着ている男は、ヘラヘラと笑い視線をモルテアから俺らへとうつした





「まぁ、そんな警戒しなさんな。儂らはモルさんがおる限り、お主らに手は出さぬよ……主の命令じゃしな」


「!」


「……あぁ、だから来たの」


「なんじゃ、来ぬ方が良かったえ?ヘルプが来たから来たんじゃが」





モルの知り合い、だよな。





「味方、でいいんですよね?」


「うむ。」





乗れ、とでも言うように梯子をかける



モルテアが大丈夫だと、言うようにニッコリと笑う




「僕の父の知り合いなんだ。馬鹿ではあるけどね」



と、梯子を渡って行く



………。




「どうします?」


「どーも何も。モルさんの知り合いなら問題ないんじゃないんですかぁ?」


「そうだね。他の船を探すのも大変だし、乗せてもらおうか」





ずいぶんと、信頼されてんだな。



オルフェは、大量の食料が入ってるだろう袋を担ぎ、船に乗り込む



その後に、俺らも続く