冥王ー黒き龍と白き龍ー





「オグニ?」


「?どうかしたっすか?」


「いや、ボーっとしてたから」




首を傾げたモルは、そう言うとニコリと笑ってみんなの方へ歩いて行った




「………船、どうするか」


「うーん。何処かに乗せてもらうしかないよね」


「……船なら、何とかなるかもよー?」


「え?モルちゃん?」




モルテアは、クイッとイーチェの服を引っ張る




「どういう事ですか?」


「ふふ、」





リキの問いにモルテアは、ある船のところへ歩いて行った



………あの餓鬼、知り合いの船乗りでもいるのか??



そう思っていると、少し大きめの船の前で止まって、甲板の方を見上げた





「アシュ、イリア。いる?」




と、声をかけた。






「うわ、本当に来たのぉ」


「なに、その反応」


「……うむ」




甲板に白髪の長い髪をした男が姿を現した