冥王ー黒き龍と白き龍ー





てか、この声………すっげぇ聞き覚えがあるんすけど。




声が聞こえてきた部屋の前に、気配を消して立っている



いわゆる、盗み聞きというやつ。




「黒き龍の器は、特殊な人間だと聞きますからね。………とりあえず、はやいうちにそちらに。はい、それでは」






器?


黒き龍って、まさかあの餓鬼が??



いや、確かではないといってるんだ。あんな魔法もまともに………いや、イーチェも使えなかったっすね




可能性は高い、という事っすか





それなら、なおさら





「助けなきゃいけねぇって事っすよね?」


「!」




ドアを開ければ、やはり俺の知る奴だった





「驚いた、オルフェじゃないのか」


「オルフェだけを敵視してるからって、オルフェが来るとは思わないで下さいっす」




やたらと、オルフェとやり合いたがる。まぁ、お互いにだけど



帝国のアクア。





「まさか、あんたが来てるとは思わなかったっすよ」


「そうだろう?確か、まだ君とはやってなかった」





室内にいるのは、俺とアクアとモルテアだ





「で、サッサとその餓鬼返して貰おうか」


「無理だといえば?」


「実力行使?」


「………物騒だね」




お前もな。