冥王ー黒き龍と白き龍ー





「魔物の王が封印されている場所は、少なくともこの大陸にはないです」



「………へぇ?」





でしょうね。


そんなに近かった記憶はない。場所も覚えてないけど。





「とりあえずは、次の街目指しませんかぁ?いつまでもココにはいられないんですしぃ」


「そうっすね」


「じゃ、明日の朝にでも出発しようか」


「…はやいですね」





リキは、机の端に置いてあるナンティルの読み終わってるだろう本を片付けに行った


ガインもそれに着いて行く





「モル、何か必要なものはあるかい?」


「いや、特に」


「そう?」




……ニッコリと微笑んで、エレガンはオグニを、無理矢理引き連れて図書館から出て行った



なんか、買いに行くわけ?




「ナンティル、写し終わったら言って」


「わかったです」




サーシャはナンティルの隣の空いている席に座り



イーチェはナンティルの前に座った




僕はというと、少し離れている場所の本棚に凭れて座っている