冥王ー黒き龍と白き龍ー





ムスッと頬を膨らませたら、ガインがそれを潰そうとしたので顔を背ける




「……避けないで下さいよぉ」


「嫌」




それから、辺りが真っ暗になるまで走った馬車



リキの出した魔法で、荷馬車の中はうっすらと明るい



ガインは、馬に餌をやっている


リキは荷馬車の外、馬とは反対側で焚き火を起こしている



ちょっと遅い夕食です




僕は荷馬車の中から、リキの作業を見てます




「……モルテア」


「はい?」


「君は今、いくつですか?」


「……いくつに見える?」





リキにそんな事を聞かれた



いくつかぁ、……彼らと会ったのが5歳ぐらいだから、そんなもんなのか




「見た目は12ほどでしょうが、本来のといえば……10も満たないでしょうね」


「見た目はそうだね、」


「は?……なら、君は」





火から眼を逸らし、僕の眼を見るリキ



そんなリキの言葉を遮ったのは、





「リキー!!飯まだぁですかぁ!?」



「………」




ピキリ、と青筋が……。





「煩いな、もう」


「………何怒ってるんですかぁ」


「お前が邪魔するから」




そんな2人の会話を、足をブラブラさせながら、クスクスと笑って聞いていた