冥王ー黒き龍と白き龍ー





「ねぇ!」


「はい?」


「アレ何するつもりなの!?」


「………砂地獄?」


「は?」




何故に疑問系?


首を傾げた途端、ドンッと大きく揺れた



砂漠の上なのに、こんなに揺れるのね




「………ふぅ」




その揺れを最後に、また荷馬車はキチンとした動きで走り出す




「………地属性魔法?」


「そぉですよぉ。んー、久々に使うと、やっぱ鈍ってますねぇ」


「………」




久々でアレかよ



前を見れば、リキがコッチを見ていた




「……」


「?」




ジッと見るもんだから、見つめ返してやれば、後ろからガインが僕の肩に手を置いた




「でもさ、魔法の発動ってあんなに遅かったかなぁ?」


「………それの影響ですって」


「むっ」




それでジッと見てたのか、君は



ガインなんか、手が肩から頭に移動してポンポン叩いてる




「コレの?」


「そう、それの」


「人をこれそれって言わないでくれませんかね」