一瞬昨日の出来事は

嘘だったんじゃないかと思うくらい

いつもどおりの朝だった。


それもそのはず。

二人にとったらいつも通りの

朝なのだから…


私が信じていた世界は

ニセモノの世界だった。
 

この日から私は

何も気づかない振りをして

ニセモノの世界で生きていくことにした。


誰のことも信じないと

心に強く誓って…