女神の落としモノ




「ベルイット様よ!」

「あぁ、今日もお美しいわぁ」

「私と踊ってくださるかしら……」


わぁ……
やっぱり、ベルって人気者なんだなぁ…


まあ、領主の息子だもんね!
しかも超がつくほどのイケメンだもん。


「あはは………」


やばい、やばい睨まれてる!!
綺麗なお嬢様方から!!



「どうかしたかい?るな」

「ちょ、ちょっとね……」


びくびくしている私に、不思議そうなベル。
ベルって……うん、天然たらし?


「あ……。あの人が私の父だよ……。バルイット・アルデハイト」


ベルの声が緊張しているのが分かる。
私もあの人と呼ばれたベルのお父さんに視線を向ける。


そこには、ベルと揃いの青い瞳と髪を持つ威厳を纏った男性がいた。


あれ、でも少し若い気がする。
ベルは確か………23才で、お父さんはいったい何歳!?


「わ、若くない??」

「そうかい?父は今年41だよ。18の時に私を生んでいるからね」



18っ!?
私と同い年じゃ!!?


「18なんて、普通じゃないかい?もっと若くして結婚をしている人は沢山いるよ」

「あ、じゃあベルも実は結婚してるの!?」


23才って言ってたし!!
いてもおかしくないよね??