女神の落としモノ




「私も、この関係でいいんだと思ってたし、変えようとも思わなかったけど………」



広間の扉の前でベルは振り返り笑う。


すごく……素敵に笑う人なんだ……
綺麗だって言ったら男の人は嬉しくないと思うけど、ベルは本当に美しかった。


もっと、本当の笑顔を見せたらいいのに……
これなら、きっとお父さんもベルを見てくれるよ!


「るなに言われると、このままではいけない気がしてね。変えようと勇気をもてた。ありがとう、るな」


「ベル、私こそありがとう!さぁ!頑張ろう?」


ベルの腕に自分の手を絡める。
お互いに頷き合って、私達は広間の扉を開け放った。