女神の落としモノ




「そういえば、シド達は海賊なんでしょう!?悪いことしてるって事!?」

「てめぇ、叩き斬られてぇか?」


ギロッと睨まれ、私は縮こまる。


やば、怒らせた!?
というか、キレやすすぎだよ!!
沸点、低っ!!


「宝探しに夢を見た馬鹿な奴らの集まりだよ、ここはな」

「宝探し…………!!」


おお!なんだか映画みたい!!
海賊、怖いイメージだけど、何かされるわけでもないし、私の偏見だったかも!


「すごい!!宝探しなんて素敵な夢だね!私、やってみたかったんだー!!」


私のいた世界では、絶対に経験出来ないし!!
ロマンだ!!


「はっ?お気楽な奴だな、ちんちくりんは」

「うるさい!ちんちくりんは関係ないから!」


すぐこれだもんなぁ!
もう少し、性格直さないとモテないんだから!!


「頭!港に着きますぜ!」

「よし、降りるぞ。てめぇも俺様と来い!」


シドに手をひかれ、引きずられるように船を降りるのだった。