「変態だぁ!?」
「あはっ、なんて素敵な響き♪」
ひぇっ!!
この人、本気でヤバイ奴だ!!
顔はニコニコしてるのに!!なんでこんなにギャップがあるの!?
私はシドの腕から抜け出し、二人を睨み付けた。
「変態!エッチ!!次にちんちくりんって言ったら、ぶっ飛ばすから!」
絶対に海に沈めてやるんだから!!
そんな私に、二人はポカーンとした顔をする。
そして、二人同時に吹き出した。
「俺様にそんな口聞けるのは、お前だけだ、ちんちくりん」
「怖いもの知らずのお姫様!最高だね!」
…………この人達、頭が可哀想な人達なのかもしれない。
怒ってるのに、笑ってる!!いや、喜んでる!?
「というか!ちんちくりんって言わないで!変態!」
「あ?お前も変態は止めやがれ」
睨み合う私たちを、イオンが引き離す。
「まぁまぁ!仲良くしようよ!俺達のお宝さん?」
「はい?お宝?」
何が?誰が?わ、私が!?
明らかにイオンは私の事を見ている。
もちろん、シドもだ。
「お前、何者だ?」
「女神の伝説が残るこの廃塔で、君は突然現れた。君は女神様なのかな?」
シドは不信そうに、イオンは興味深そうに私を見る。二人の視線が痛い。


