いつも見る夢の中で男の人が血を吐きながら言っていた。
「っ、、、ぐっ!、、、くそ、、、っ、、、俺は、、、ここで、死ぬわけには、、、いかない、、、んだ、、、っ、、」
沖田は血を吐きながら言っていた。
「総司っ‼」
土方が沖田を支えながら、ゆっくりと座らせた。
「、、、土方さん、、、」
「何で血を、、、まさか、、、俺に黙ってたのか、、、」
「っ、、、ごめんなさい、、、」
「くそ、、、こんな時に、、、っ。」
沖田はゆっくりと目を閉じた。そして、つぶやいた。
(誰か、助けてくれ、、、新選組のために、、、)
目をつぶっていたのに気づいた土方が叫んだ。
「総司っ‼」
「大丈夫です。」
「死ぬなよ、、、」
「わかってますよ。」
「、、、あたりまえだ。」