「おはよー!理沙ー!」
「おはよ〜!なでしこ〜!今日から桜ノ宮高校の学生だよ〜!」
そう言って理沙は私をギューーーーっと抱いてきた。
周りの人の視線を感じた。
「理沙っ!みんなが見てるよっ!」
理沙はハッと私を突き放し顔を赤くした。
「理沙!行こっ?」
顔が真っ赤な理沙の手を引っ張り、私は教室へと向かった。