「お母さん、はやくしないと遅れちゃうよー!」
「ちょっと待って〜!今日は入学式だから髪巻いていかなきゃ!」
「もぉー。先にいっとくね!」
そう言って私は家を出た。
うぐいすの可愛い声。それはまるで私を祝ってくれているようだった。