ナオ ~キミを愛してた~



温かい直の体温が

体に残る


優しいキスが、アタシの頬や手に落ちる




バァン、と花火が鳴り始めた


「直、花火…」

もう8時なのかって思った

直といる時間は、過ぎるのが早い


♪生まれ変わったら桜の下で
♪また逢いましょう
♪きっとその時には笑って
♪永遠を誓おう


直の携帯から着信音が流れる


これ…何の歌だろう

「直…電話…」

「そんなの…良い」

アタシを抱きしめて離さない腕が


アタシの頭に置かれる


「ねえ直」

「ねえ香那」

同時だった

アタシ達は笑いあった

だって同時に同じ言葉…

嬉しくなった
ものすごく。