ナオ ~キミを愛してた~


ー家にてー


「携帯と…こんなもんでいいか」

アタシは花火大会の準備をしてた


カバンの中には携帯、財布…

そして音楽プレーヤー


待ち時間とかあるかもだし

時計は午後6時

独り暮らしのアタシには、少し寂しい時間


両親は離婚して、アタシはお母さんに育てられた

だけどアタシが13才のとき

今から…3年前


お母さんは買い物の途中で、バイク事故に巻き込まれて死んだ


アタシには辛い現実だった

何度も何度も悔やんで泣いた


お葬式で、生き別れになったお兄ちゃんに会った

その時、お兄ちゃんに言われた
お父さんは死んでこの世にいない
お前のもう一人の妹も死んだ


『お前がいなければ良かったのに』


お兄ちゃんから、慰めの言葉はなかった