Closed~閉じてる彼ら~

天城くんは優子さんが座って居た所に座った。


「相良さん」

「何?」


天城くんから話しかけられるの、初めてじゃないかな。


「何を話せばいい?」

「は?」

「優子さんに相手を任されたが、何を話したらいいのかが判らない」


天城くんって、口ベタなんだ。

なんとなく判ってたけど。


「じゃあ…」


こっちはお客だってのに。


「天城くんの親友って、どんな人?」


天城くんは意外そうな顔をした。