Closed~閉じてる彼ら~

高杉先輩は立ち上がり、女の子に向かう。


「校内放送が可能な内容であるか、確認させていただけますか?」


女の子はまた、顔を真っ赤にして、堪える様に頷いた。

高杉先輩は、便せんを開いて、首から下の動きを止めた。





「…もう一つ」




高杉先輩は苛立った様に。





「これを、放送で流しても、いいんですか?」