鬼殺し



音楽室はいつもとは真逆で無音,それが余計に恐怖を煽らせている。
「ひぇ〜怖い…」
「怖い話をよく聞くもんね」
「準備室あいてっかな」
沙由香に服を握らせ優花の手を握りながら準備室の扉を引いた。
「…やっぱ開かねぇな」
「やっぱり?鍵取りにいかなきゃなんない?」
沙由香に不安な表情が戻る。
「……俺が行く。お前ら楽器の近くにいろよ。鬼に見つかった時に音出せ」
「分かったわ」
優花に沙由香を任せて沙由香の肩をポンと撫で音楽室を出て職員室へと向かった。