ガラガラガラ
いきなり、ドアが勢い良く開いた。
「何みんな帰ってんの!!!!
なんで、僕1人で後片付けの指示から、新入生の担当まで…
生徒会長なら、指示くらいやってよ、颯
純も、副会長なら、颯のサポートで動いてよ。
翔も!
生徒会員なんだから働いてよ!!
そんで君、何でここにいるの?
てか誰?」
いゃ、私が聞きたいです……笑
多分こと人が、颯さんのいう下僕なんだろうな…
「あっ、私新入生の工藤遥音と言います。
理事長の頼みで、今日から生徒会役員となりました。
どうぞ宜しくお願いします。」
「ふーん。」
入ってきた人は、鼻で息を吐いた。
「いつも1人でご苦労様です。
私にも、手伝えることがあれば言ってください、雑用係さん!」
「僕は、雑用係じゃないよー!」
「えっ?そうなんですか?
でもさっき、颯さんが…」
私がそう言うと、
「おい、颯。
あの子に何言ったんだよ。」
すごく焦ってる様子…
「いゃ、なんも。
お前は俺の下僕って事。」
「僕は、颯の下僕じゃないし、雑用係でも無いよ!!」
そう颯さんに言うと、今度はこちらへ向かって来た。
