「いゃ、でも、理事長に言われてきたので…」
私も下がるわけには行かない。
「あのクソ親父…」
1人の先輩がボソボソと、何か言っている。
私の耳には届かないが…
「颯、いいじゃん別に。
そんなにやることないんだし。」
「でもなー…」
「俺も、純に賛成かな?
女の子が1人でも居てくれたほうが、僕はそれでいいから。」
「翔まで…」
「いいんじゃない?ねっ?」
「純がそう言うなら…
しゃーねーな。」
何やら、会話が終わったようだ。
そして、颯という1人の男が近付いて来た。
「純と翔があーゆってるから、今回だけ入れてやる。」
「あっ、ありがとうございます…」
私は何が起こっているのか、半分分らなかった…