「お母さん!」 お母さんが仕事着のまま入ってきた。 なんだか、いつもより汚れているように見える。 「ごめん、今日はずっとおれんわ…。 もうそろそろ行かなあかんし…。 ちょっとだけでも顔見に来てん。」 「…毎日こんでもええで」 「くるくる。 あーもう時間ないわ。 はる、また来るな!」 「うん、ありがとう」 お母さんが出て行こうとした時、何か言い忘れたように戻ってきた。