カタカタ、カタ…… 姫乃が震えている。 明らかに、男ふたりを前にして…… ハッとして姫乃と橋田の間に立ちふさがった。 しまった。 一瞬でも忘れていた私は本当にバカだ。 彼女が…… 姫乃が、極度の男性恐怖症であること……。