決着に5分もいらない。 「おいおいどうしたんだよ?無駄口たたいてたわりには全然大したことねえな」 ―ドカ! 「ぐ、あ……!」 ひとりの男の腹に遠慮なく拳をのめり込ませる。 残りの4人は全員、床で血を流しながらとっくに伸びていた。 腹をおさえながら苦しそうに咳き込む男を、オレは冷ややかに見下ろす。 つまんねえ。