約束ヌ場所で。

「う、うん。なんかよく分からない夢」
「名前なにかや?俺は遥希さー」

遥希って言うんだ。
視界がぼやけて良く見えなかったけど
遥希はとってもかっこよかった。

黒い髪でふわふわしてて
目はぱっちりで二重。
少し目が茶色くて……
肌がほんのり焼けていて。

沖縄の人はもっと日に焼けてるかと
思っていたけれどそんなことないんだ。

「私は優美。高1だよ。遥希くんは?」
「俺は中3んよ。遥希でういだ!」

う、ういだ??
「う、ういだってなぁに?」
「ういだは'いいよ'って意味さー」
私の一個下なんだ。
私よりも先輩かと思った。
顔は綺麗に整ってるし…
これは美男って言うんだろうな。うん。

「もう夕方だけど大丈夫なんかや?」

え。もう夕方!?

「もう夕方か!ごめんね。バイバイ」

私は走って家に戻ろとしたけれど
走るのはやめた。
ここで倒れてしまうのは恥ずかしい。
だから早歩きで海から離れた。