時計は6時35分になっていた。


「あれ?さっき6時じゃなかった?
お母さーん! この時計おかしいよ?」


すると下から呆れた声が聞こえた。


「あんたなにいってんの!
あんた自分で昨日、時計の電池が
なくなったって騒いでたでしょ! 」


「うそでしょ!?
ってことは、6時35分でいいの!?
ヤバい! もうでなきゃ! いってきまーす! 」


慌てて家を出た。