ファニー・スイート・デイ

「おぬしら早く来んか。これからパーティの準備じゃぞ!」

 よく言うよと三人は肩をすくめて小さな背中を追う。

 ひとまず見つからないようにとプレゼントは各々の部屋に隠し、リビングの飾り付けをどうしようかで話し合う。

「やっぱ誰かがシルヴィをリビングに入らせないようにしなきゃだめなんじゃない?」

「だったらお前の他に誰がいる」

 引き留めておくなど不自然極まりない。

「え、俺?」

 言ったリャムカにディランは目を丸くした。

 しかし、同じ地球人で幼なじみと言っていい関係の彼に白羽の矢が立つのは至極当然ではないだろうか。