そばに



「おはよう」


「はよ!最近げんきないじゃん」


少しのことでも気遣ってくれて

赤くなるのがわかる。

私は智宏が大好きなんだってまた思ってしまう。



「智宏…?あのね」



「ん?」



「別れよう」




ポカーンとする智宏

一瞬で表情を変えて

寂しそうな目をして



「なんで?」



そんな目で聞かれたら別れたくなくなる



「私、あなたのこと好きじゃないから」


こらえてこらえて

感情をころして最低な言葉を突きつける



「は?どうゆうこと?」



「だから、もう好きじゃないの!」




「まな…俺なんかした?大切にしなか「いいから別れて!!!!!」



私の声が近所に響く


小学生が振り向く


智宏は呆れた顔をして


私は余計に泣きたくなる



「わかったよ」



そう言ってどこか遠くへ行ってしまった



私はもう涙が溢れそうで


「さよなら大好きだった」