「俺、飯食ってるから先風呂入れば」
千景くんにそう言われて私はわかったとうなずいた。
適当にパスタとか買っちゃったけど大丈夫だったかな?
……って、今さら私は何を心配しているんだか。
食べられればなんでもいいじゃないの。
ケチつけるんなら自分で行けばよかったのよって話だ。
準備した着替えを持って浴室へ向かう。
お湯を張るのが面倒だから平日はシャワーだけで済ませちゃうんだ。
膝のばんそうこうを見るとさっきの出来事を思い返してしまって、心がざわつく。
あれ……なんでだろう。
さっきは忘れられたと思ったのにな。
さっさと、お風呂入って千景くんがいるリビングに向かおう。
今はひとりでいるよりも誰かと一緒にいたい……気分。



