「あぁ、してなかったっけ」
「私もさっき探すまで気付かなかったよ」
家帰ったらすぐ交換しよ。
忘れる前にしなくちゃ。
「この道もう通るなよ。さっきの変な男に遭遇したくねーだろ」
「そうだけど…でも、こっちの方が駅近いんだよなぁ……。心配してくれるんなら一緒に登下校しようよ」
「はぁ?」
うわ、心の底から本気で嫌だっていう声の千景くんだ!
そんな拒絶しなくたっていいじゃんね~?
「今日の出来事は茜さんに報告しないでおいてやるよ。プリンも買ってきてくれたし」
「ママに報告ってなにを?」
「自分の身の守り方もわかってないみたいです、ってな」



