私なんかを背中に乗せて歩けるのかな、なんてちょっと心配したけど。
思ったより安定感があって、少しほっとする。
「あれだよ、俺のプリンも頼むの忘れたからコンビニに向かったの」
「そーですかぁ、ちゃんと千景くんの分も買ってあるからご安心を」
「へぇ、気が利くじゃん」
おぶられてると目線が高くなって、いつもより違う景色が見れたような気がしてなんか心が弾む感じがした。
ついさっきまで焦ったりちょっと怖い思いをしていたのに、もう忘れている私って……。
全部千景くんのおかげ。
「あ、そうだ。携帯番号教えて、千景くん! 何かあった時、連絡できなかったらまずいでしょ」



