「なんだよその歩きは……いつになったら家に着くんだか。……背中乗れ」 「え……」 いつもより歩幅が小さくなって、歩くスピードも遅くなっちゃうのはきっと、膝をすりむいたのが原因。 そんな私を見て千景くんはおぶってくれようとしている。 いいの? 千景くんが、優しい…! こんな機会めったにないから甘えちゃえ 「ありがと、千景くんっ」 「おつかいごくろうさん」 「千景くん、私が遅すぎてすっごい心配してた?」 「は?」 「……はい、すみません。なんでもないでーす」