【完】午前0時日付が変わっても



「なんだよその歩きは……いつになったら家に着くんだか。……背中乗れ」


「え……」




いつもより歩幅が小さくなって、歩くスピードも遅くなっちゃうのはきっと、膝をすりむいたのが原因。



そんな私を見て千景くんはおぶってくれようとしている。



いいの?


千景くんが、優しい…!



こんな機会めったにないから甘えちゃえ



「ありがと、千景くんっ」


「おつかいごくろうさん」


「千景くん、私が遅すぎてすっごい心配してた?」


「は?」


「……はい、すみません。なんでもないでーす」