【完】午前0時日付が変わっても



「愛生?」


「っ……あ…」




ピンチから抜け出せて、ほっとしたのに全然立ち上がれない。


う…

足に力入んないよ。



「愛生!」



俯いていた私は、千景くんの手によって上を向けさせられたぶん目があった。


ぐいっと

その手が意外と力強くて、戸惑う。



千景くんの声…いつもと違う…?


気のせいかな、動揺してる?



そんなふうに思っていると。




「何なんだよ…ったく……マジでおっせーおまえ!」


「う、っ〜……!?」



千景くん、片手で人のほっぺをぎゅーっと潰すなんて、ひどい!