千景くんの顔を見ると視線が重なって数秒、すぐにそれは聖菜ちゃんたちに向けられた。
「好きだよ、愛生が。本気で」
……熱い。
千景くんの声に、聖菜ちゃんと前園くんの視線に、どんどん頰が染まっていくのが自分でも感じられる。
一瞬にして私の感情を揺さぶるすごい人。
照れる様子もなくストレートに告げる千景くんに拍手。
そう思っていると本当に拍手の音がしてきた。
「よかったぁ〜愛生ちゃんしかいないよね!」
「うおーっ、愛生ちゃんもおめでと!やったじゃん!」
パチパチと拍手を向けてくれる2人に笑みをこぼす。
ぎゅっと聖菜ちゃんに抱きつかれて、前園くんには髪ぐちゃぐちゃにされて、なんか飼い犬になった気分…。
でも2人には、ほんと感謝している。
嬉しさで見せた笑顔。
弱音を吐いて見せた涙。
たくさん支えてもらって、ほんとに大好きな友達だよ。



