静かにベッドに上がると、こちらに体を向ける千景くん。 腕が回って来てがっしりと捉えられ、向き合ったままで目があう。 「っ…エアコン消したけど、暑くない?大丈夫」 「暑くなったらつければ」 眠れない言って来た割にはもう眠そうじゃない? トロンと眠たそうな目で穏やかな表情。 警戒心ゼロで無防備な千景くん。 そんな姿見せられたら、心をくすぐられること本人はわかってるのかなぁ。 かわいいな、千景くん。 思わず頭に手を伸ばすと柔らかい髪が指に触れる。 「…あ。愛生、手」 手? なんだろう。