どこから探そうかな。
やっぱり、机あたりからかな…
「うっ……」
突然の声に心臓をぎゅっと掴まれたみたいになる。
ビクッとなって、伸ばしかけた手が大きく揺れた。
大胆に音を立ててなにかが机から崩れていく。
わあああ、これはさすがに起きる!!
「誰?」
やっぱり起こしてしまったようで。
夢!
夢を見てるんだよ、千景くん。
「愛生?」
違う。
私はここにいません。
「はぁー……なに。そこにいんのはわかってるから」
「ご、ごめんね千景くん」
もう私が耐えられなくて声を発しちゃった。
「普通にびびるからやめろ」
ベッド横の簡易的なランプをつけると顔が確認できるぐらいの明るさに包まれる。
上半身を起こして壁にもたれかかる千景くんが視線を向けてきた。



