「っ……今度はなん…っ、愛生?」
「千景くんはダメ!」
連れてっちゃダメ。
その手から引き離したくて。
なんにも余計なこと考えずに、ぎゅっと思い切り後ろから抱きついた。
千景くんの意識をこちらに向けたその瞬間、さっと前に回る。
彼女だから!私が守るよ!!
「千景くんに何の用ですか……ってあれ!?深山さんと大知先輩?」
「ももちゃん。まだ別れてなかったのね」
「あー……久しぶり。百瀬さん」
なんでこの2人がここに!?
制服が違うということもあり、うちの学校の前にいるとかなり浮いて見える。
千景くんを連れて行こうとしたのはたぶん深山さんかな。
大知先輩はどうしてここにいるんだろう。
深山さんと友達……だったり?



