「真面目か」
「あっ、ちょっと…!?」
ちょうど手に持っていた鍵を奪われた。
大事な家の鍵!
パパたちがいない時は女の子の友達でも家に入れちゃダメって言われたのに男の子なんて家にあげちゃったら……!
約束やぶりになってしまう。
いつも優しいパパだけど約束を守らないとかなり怒る!
…って、ママが言っていた。
それを聞いてパパに怒られるのだけは嫌だったから門限とかちゃんと守って、勉強も必死に頑張ってきた。
頑張ってるけど成績は飛び抜けていいわけでもないのですが。
まぁでも。
パパに本気で怒られたことは記憶にない。
「千景くん、待って! 家じゃなくてどこか行こう? ここから歩いて3分ぐらいのところにカフェがあるの」



