「どうしたら本気になってくれる?」
「さぁ、俺が知りたい」
「千景くん待って…っ」
抑揚のない声で投げやりな感じ。
振り返った千景くんの目に映るのは弱気な私。
また、その口から「やめちゃえば?」って続きそうで、そんなの聞きたくなくて
思わず手を伸ばした。
ぎゅっと強く腕に力を込めて抱きしめる私に千景くんは抵抗もなにも反応を見せず、されるがまま。
「千景くんはどんな子が好み?頭がいい?家庭的?」
なれそうなら理想に少しでも近づきたい。
そういえば、前に会った元カノの深山さんは私とは全然違うタイプだった。
う……あぁー…
深山さん思い出すとセットでキスのこともついてくるよ。
めげるなっ。



