チャイムが鳴ったからしょうがないけど、ちゃんと話できてた…?


いや、でも千景くんも私も自分の中にあること少しは見せられた気がする。



全然きれいに伝えたい内容まとまってなくて、


千景くんを前にするとうまくできない。


でもまた向き合って、目を見つめて、聞いてほしいなって思う。



「…あっ、もう号令かかってるっ」



私、こんな状態でまともに授業受けられる!?


意気揚々と千景くんを連れ出したのに、なんだろうこの逆にやられて戻ってきた気分は。


参っちゃうなぁ、ほんと。


意地悪されてたくさん大泣きした過去がある私だけど…


これは度が過ぎるよ、千景くん。