【完】午前0時日付が変わっても



千景くんが今ここで言いますか!?


ここ最近ぜんぜんそのことについて話そうとしなかったくせに。




「あ…百瀬さん、好きな奴いるんだ…」


「えっ!?」


「そろそろ時間だから教室戻るわ俺。じゃね」




苦笑い気味に去っていく藤本くん。


ちょっと待って。


好きな奴いるんだ、って…


全然仲良くない人にそういうこと知られるの、なんとなくイヤだ。


仲のいい聖菜ちゃんにだってまだ言ってないのに!




「もうーっ、藤本くん行っちゃったじゃん!」


「は?俺が邪魔したからって言いたいわけ?」


「ちっがう!千景くん、ちょっと来てっ」




もう少しで次の授業がたぶん始まる。


だけど、あのまま騒いでいたらみんなの視線を集めてしまうと思って、千景くんを廊下に引っ張ってきた。