「そっか。もしかして彼氏と出かけたりとか?」
「…彼氏はいないです……」
自分で答えといて、なんだか悲しくなってきた。
予定空いてないってなったら彼氏とデートかよって思われるのが普通なの?
え、そーなの?
「でも、彼氏になってほしい男はいるんだろ愛生」
へ……
その声にドキッとなる。
千景くん、後ろの席いたの!
自分から話に入ってくるなんて珍しい……
でも今の情報は全然必要じゃないよね!?
むっと見つめてみれば、俺なんか間違ったこと言ってる?ってツンとした顔はまだ崩れない。
たしかに私、彼氏になってほしい人いる、けど!



