【完】午前0時日付が変わっても



すっごい締め上げたつもりはないけど、苦しかったみたいで珍しく焦った声の千景くん。



千景くん、また髪伸びたのか今日は片っぽ耳掛けスタイルで。


だから赤くなった耳が見えちゃった。



まさか、今さら照れたの?


最初抱きつかれた時はすごい迷惑そうな感じだったのに。




「……あっ、千景くん、返事は!?」




彼女にしてほしい!っていう、あれ!



あー…もう、また先行っちゃったよ。




「前園くん。私、やらかしてない…よね?」



「すっげー大きな進歩に決まってんじゃん!よく頑張りました!千景、愛生ちゃんのことしか考えられなくなればいいよねー」




不安と期待が混じった表情の私に大丈夫大丈夫、と励ましてくれる前園くん。


そうだね。

言ってみてよかったんだよね。




「うわ、時間やばい愛生ちゃん!走れ!」



千景くんの反応も気になるけど、時間も気にしなきゃだった。


遅刻だけは絶対嫌だー!