【完】午前0時日付が変わっても




「愛生ちゃんが追いかけてやんなきゃ、千景こっち見てくんないねー」


「……また離れちゃうのは嫌だな…」


「じゃあ好きなら、追いかけた方がいい」



そっと私の気持ちを押してくれるような柔らかい声。


顔を上げたら思ってたよりも近距離で視線がぶつかった。


前園くんの目が、どうする?って。



そう言われてるみたいだった。




「ーーおまえが走って来い、愛生!」




っ!



はっとなって、声がした方を見てみれば千景くんだった。



千景くんがこっち、見てる。