キンケイドは運転席に座ると車を急発進させた。

僕とケッチャムは後部座席に乗り込み、追っ手に向け発砲し続けた。

やがて、門を通り抜け、木々に囲まれた道路へと車は滑り出た。

おかしい。

何かがおかしい。

もしかして……

僕達は泳がされているのか?

そういった疑念が湧いてくる。


……!


まさか!!