「ただいま~」

学校から帰るなり私は、クラスの活動とか、お手伝いとかで疲れた体をソファに投げ出した。

「お帰り」

聞き覚えのある男のヒトの声にはっとして、ソファから飛び起きる。

「か、かずにぃ!どうしてここにいるの?」

「オフクロがハルナにって、夕飯を持ってこさせたんだよ。俺に」

「おばさんが?そう言えばママは?」

「オフクロとおばさんと、二人で芝居を観に行ったよ。
帰るのは夜の10時くらいだってさ」

まさか、それまで二人きり?

私は身構えると、じりじりとかずにぃから少しずつ離れようとした。