私は言い当てられた恥ずかしさで真っ赤になってしまう。 「江ノ島の駅にいるってことにしといたから」 「うん」 私は小さく頷く。 藤枝君は、私の方をじっと見ていた。 そして、拭いていたタオルを頭から外すと、私の方に手を伸ばしてきた。