「ただいま」

家に帰ると、両親がリビングで深刻な顔をしながらソファに座っていた。

「あっ!徹。おかえりなさい」

マミィが弾かれたようにリビングのソファーから立ち上がる。

ダディも立ち上がり、僕に向かってこっちへおいでをした。

「徹。どうした!顔色が良くないようだが……。また、どこか具合が悪くなったのか?」

ダディが心配そうに僕の顔を包み込みながら尋ねる。

「ううん。大丈夫」

僕はその手から顔を逸らすと、自分の部屋に行こうとした。